不眠症【入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒・熟睡困難】の原因と治療

長年悩まされている不眠症を諦めていませんか。

睡眠薬を飲む事に嫌気がさしていませんか。

原因を追究していけば長年続いている【不眠症】も当たり前の様に改善していきます。今お悩みの症状を諦める前に一度当院にお越し下さい。

不眠症の診断とは?

不眠症とは基本的にはご自身の主観的訴え(自覚症状)に基づいて診断されます。

さっそくですが、実際にご自身が不眠症なのか、また不眠症であれば重症度はどのレベルなのかを確かめてみましょう。

下記に表があるのでチェックしてみて下さい!

いかがでしたか?

実際に不眠が疑われる場合はこのままお読み下さい。

不眠症の原因と分類

不眠症の原因は大きく分けて2通りあります。

①心因性
②身体因性

心因性の不眠の場合、大脳辺縁系(感情等に関係する脳の機能)を中心とする、【不安】【懸念】【心配】【恐怖】【高揚感】等のストレスが脳を興奮させ、それらの刺激が脳を覚醒状態にし不眠をもたらします。

身体因性の不眠の場合、知覚経路(視覚、聴覚、身体感覚など)からの刺激が脳を覚醒状態にし不眠をもたらします。

さらに不眠症を期間で分類すると下記の様になります。

⑴一過性不眠

持続は数日、普段は睡眠が正常な人が【心因性】又は【身体因性】の要因により一過性に起こります。

⑵短期不眠

持続は1~3週間、状況的ストレスといい、やや長く続くストレスにより起こります。例えば、仕事や家庭生活上のストレス、重い身体病、交代勤務者の勤務時間帯の変化、時差ボケなどにより起こります。

⑶長期不眠

持続が3週間以上の本格的な不眠。

 ①精神生理性不眠(神経質性不眠)

性格要因、条件反射的要因などによる不眠。明確な原因疾患なし。

 ⓶身体疾患(内科的疾患など)に伴う不眠

睡眠時無呼吸症候群、周期性四肢運動、レストレス・レッグス症候群、消化性潰瘍、高血圧、心疾患、関節炎、腰痛、皮膚疾患、前立腺肥大、頻尿

 ③中枢神経疾患に伴う不眠

脳血管障害、パーキンソン病、レム睡眠関連、行動障害

 ④精神疾患に伴う不眠

うつ病、神経症、分裂病、老年期痴呆、夜間せん妄

 ⑤アルコール・薬物使用に関連する不眠

アルコール、睡眠薬などの依存、離脱、各種治療薬により不眠(中枢刺激薬、甲状腺剤、ステロイド)

 ⑥老人性不眠

加齢に伴う生理的睡眠障害、多相性睡眠型、社会・環境因

 ⑦外日リズムに関連した不眠

ジェット時差症候群、交代制勤務、睡眠相後退(前進)症候群

何の分類に当てはまるでしょうか?

根本的原因が明らかな場合、その原因が解決すれば不眠症は解決される事と思います。しかし各医療機関で検査しても原因不明、又は治療を繰り返しても改善されない場合当院での治療で改善が期待出来ます。

自宅で出来る不眠症解決方法

良好な睡眠をとる為には、以下の事を行うと効果が期待出来ます。

 ⓵規則的な睡眠スケジュールを守る

毎日同じ時刻に寝床につくことも重要だが、大切な事は平日も週末も毎日同じ時刻に起床する事が重要である。

 ⓶決まった就寝儀式を確立する

決まった行動(歯磨き、洗顔、目覚まし時計のセット等)をするうちに、眠れる気分になれる。大切なことは自宅でも外出先でも毎晩同じ手順い従う事が重要である。

 ③適切な睡眠環境を維持する

寝室は暗く、静かに、適切な温度になる様にする。

 ④寝室を眠る場所以外には使用しない

寝室を食事、読書、仕事などの活動に使用しない。

 ⑤睡眠の妨げとなる物質の摂取を避ける

カフェイン、アルコール類は睡眠を妨げる為、就寝直前には摂取しないようにする。

 ⑥規則正しい運動

運動は自然な入眠の助けになるが、就寝直前には避ける事、脳が覚醒状態になる為に不眠症の原因となる

 ⑦リラックスする

ストレスや心配事は寝室には持ち込まない様に心がける事。どうしても考えてしまう場合はリビング等で行う様にする。

これらを実施しても解決しない場合は、脳が何かの刺激に対して過敏に反応している、又は眠れないのが当たり前だという誤作動記憶をしている場合があります。その状態だと脳が常に不安定になっている為に良好な睡眠をとる事が出来なくなります。

睡眠薬の種類と効果

睡眠薬は大きく分類して4つに分類されます。

①長短時間作用型

服用とともに素早く血中濃度が上昇して、睡眠前半に強く作用し、入眠障害に対して優れた効果をもたらす。翌朝の覚醒時には血中濃度はすでに有効濃度を割っており、残薬感を残さず目覚めの良さを自覚させる。その反面、一夜の後半、とくに早朝に血中濃度が低下している為に、早朝不眠として明け方の5~6時に覚醒してしまうことがある。また、日中不安、反跳性不眠(服用を中止した際に、服用前より強い不眠が表れる)などをきたしやすいとの指摘もある。作用時間の短いものほど睡眠薬の服用をやめるのが困難だと考えるのが一般的見解である。

②短時間作用型

長短時間作用型とおおよそ同等の効果で翌朝の覚醒時の気分は良好で、毎日服用する事があっても最高血中濃度はほぼ同じ値を示して、蓄積する事はない。

③中間作用型

朝の覚醒時に眠気、頭痛、ふらつきなどの持ち越し効果をきたすことがありうる。中途覚醒、早朝覚醒などの睡眠維持の障害を主訴とするタイプの不眠症に向いている。日中もある一定レベルの血中濃度が維持される事から、朝、覚醒時に不安、緊張を呈しやすい病態、特に不安神経症やうつ病、あるいは精神分裂病といった精神医学的疾患に伴う不眠症には適応と言える。

④長時間作用型

持ち越し効果(翌朝まで眠気、ふらつき、めまい等)は出やすくなるが、急に中断しても反跳性不眠や退薬症候は出にくく、睡眠維持の障害や日中の不安・緊張の強い病態によく、精神医学的疾患にみられる不眠症への適応は髙いと言える。

睡眠薬のやめ方

①漸減法

作用時間が短いものほど一挙に中止すると反跳性不眠(服用を中止した際に、服用前より強い不眠が表れる)や退薬症候(服用を中止したり、減量した時に不安、不眠、焦燥、ふるえ等が表れる)が出現しやすいので徐々に減量する事が重要である。まず、1日1/4量を減量し、3/4量を1~2週間続け、経過が良ければ1/2量とし、さらに良ければ1/4量にする。減量して不眠症状が再現する場合には、その前の量でとどめて服用し、1~2か月の経過をみて再び挑戦する。

②隔日法

作用時間の長いものでは、一挙に中止しても血中濃度がゆっくり下降するので、反跳性不眠や退薬症候も遅れて現れ、程度も軽い。したがって、中止する際には服用しない日を1週1日から始めて経過をみながら徐々に服用しない日を増やしていく。

③長時間作用型への置き換え

漸減法が成功しない場合には、いったん短いものから長いものへ置き換えたのち、漸減法や隔日法で減量する方法をとるとよい場合がある。短いものから長いものに睡眠薬を置き換えた場合、一過性に不眠症状が出現する事が少なくないが、約1週間で再び改善される事が多い事を覚えておくのが重要である。

当院の治療方法

前述したように身体的な障害や、脳が不安定な状態だと良好な睡眠が取れなくなります。当院では身体的な障害の改善や、脳が不安定になる要因の【脳がストレスに対して過敏に反応】【脳の誤作動記憶】に対してアプローチしていきます。

身体的障害のアプローチ

当院ではアクティベータ・メソッドを使用し、身体的障害の改善をしていきます。身体的な障害が他の医療機関やマッサージ、鍼などを用いても改善しない場合、末梢神経が誤作動を起こし、筋肉などを過度に緊張状態にしている可能性があります。その為、何度筋肉を緩めても末梢神経が緊張状態になる命令を送り続けているので根本的な改善には繋がりません。そこで末梢神経が誤作動を起こしている個所を特定し調整するのが身体的障害の改善への近道となります。

詳しくはこちらをご覧下さい。

脳の過敏反応

例えば、次の日が遠足で楽しみな時、夜遅くまで眠れない経験をしたことがあると思います。その際、脳では感情【高揚感・意欲など】の刺激に対して過敏に反応し、脳が不安定になっている為に不眠を起こします。その場合刺激に対して過敏に反応しないように調整する必要があります。今回の例では不眠症になる要因が分かっているので、その出来事が終われば自然と不眠症は改善されると思います。

しかし慢性的な不眠症の場合、何の刺激に対して過敏に反応しているのかご自身でも分からない為に症状は長期間続く様になります。当院では【生体反応検査】を使用しなんの刺激に対して過敏に反応しているのか特定する事が出来ます。

特定する事が出来れば、調整する事により不眠症が改善されていきます。

脳の誤作動記憶

誤作動記憶を起こしている場合、脳内で眠る事が出来ない映像がインプットされている、又は長年眠る事が出来ない経験や、特別な経験をしている、又は様々な情報から眠れないのが当たり前だと記憶している場合があります。

その場合誤作動記憶を書き換える必要があります。眠れないのが当たり前だという記憶や映像から眠れるのが当たり前だという記憶に書き換える事で不眠症は改善されていきます。

詳しい施術方法はPCRT(心身条件反射療法)からお読み下さい。

参考元:北里大学医学部・精神科学

不眠症の診断と治療

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