空手のイップスでお悩みの20代女性・大学生のケース

空手のイップスでお悩みの
20代女性・大学生のケース

「試合になると体が浮く感じがする」「実践練習、試合になると普段通りに動けない」
こうした空手のイップス症状に加え、腰痛や首の痛みもあり来院されました。


来院時の状況・お悩み

ご本人は、空手の実践や試合の場面になると、

  • 体が浮くような感覚がある
  • 普段通りの動きができない

といった症状に悩まれていました。

初回カウンセリングで深掘りしたところ、イップスの背景には「空手が楽しくなくなったこと」があると考えられました。

さらに詳しく伺うと、

  • 監督との考え方の不一致(納得できない・不信感)
  • 監督からの強い指摘が繰り返される

といった状況が続き、「自分の中の空手観」と「監督の空手観」に大きなギャップが生じていました。

このギャップが脳にストレスとして蓄積し、無意識に体がブレーキをかける(動きを止める)状態が起きていたと考えられます。

人間の体は本来、
“無意識で自動的に動く”仕組みを持っています。

しかし、

「潜在的にその動作をしたくない」
「その動作は危険だ」
と脳が判断すると、体は自分を守るために勝手に動きを止めてしまいます。

例えるなら、

全力で走っている途中に崖が見えれば、考えるより先に体が止まる
という現象と同じです。

監督から強い指摘を受け続けると、脳は「その動作=危険」と誤学習し、動作の途中でブレーキが入ります。

これが空手におけるイップスの特徴です。


初回検査の内容

脳・神経の働きを確認するための反応検査を行いました。

その結果、イメージの段階で緊張反応が出るなど、脳が空手の動作に対して過敏に反応する状態が認められました。


施術内容

  • アクティベータメソッドによる神経調整
  • 脳の誤作動を整えるメンタルアプローチ

◆ メンタル面で確認された反応

施術中の反応から、次のような無意識の思考が確認されました。

  • 大学の名前を背負っているため、上手いと思われたいというプレッシャー
  • 「期待に応えなければ」と考えてしまう

これらは、

空手に対する自尊心・こだわりが強かったからこそ生まれた“無意識のルール”

であり、

「私は結果を出すべき人間だ」
「完璧でなければいけない」

といった思考パターンが脳を過剰に緊張させていました。


今回の症例からわかること

重要なポイントは、

この“ルール”そのものは悪いものではない

ということです。

むしろ、

  • 強いこだわり
  • 高い意識
  • 真面目さ

があったからこそ、
現在の競技レベル・地位に到達できたといえます。

しかし現在は、

  • 監督の指導と自分の価値観のズレ
  • 空手を楽しめなくなった状態

という環境の変化によって
そのルールと現実とのギャップが脳の誤作動を生み、イップスを引き起こしていた
と考えられます。

ルールを変える必要はありません。

大切なのは、

「この思考パターンが、今の症状と関係していたんだ」と客観的に認識すること

です。

脳は 理由がわかるだけで適応しやすくなります。


自宅でのリハビリ

  • 本日のメンタル面がイップスと関係していたと客観的に認識する
  • 良いイメージを30秒 × 5セット行う

イメージは脳の再学習に非常に効果的で、
動作の自動化・無意識化につながります。


院長コメント

イップスは、気合いや根性で乗り越えられるものではありません。

体の問題ではなく、

  • 価値観のズレ
  • 環境変化
  • 無意識の思考パターン

によって、脳が誤作動を起こしている状態です。

今回のケースでは、
「空手に対する強い思い」と「監督との価値観のギャップ」が脳へのストレスとなり、
無意識に体を止める反応が生まれたと考えられます。

正しく背景を理解し、脳が適応していけば、
競技中でも自然な動きが戻っていくことが期待できます。


イップスでお悩みの方へ

「体が固まる」「力が抜ける」「動きが止まる」などの症状で悩んでいる方は、
ぜひ一度ご相談ください。

※施術効果には個人差があります。


免責事項

当院の施術は医療行為ではなく、自然治癒力を高めるための代替自然療法です。
効果の感じ方には個人差があります。