電話で声が出ない・「お」から始まる言葉で詰まる吃音症でお悩みの
30代男性・会社員のケース

「電話で声が出ない」「“お”から始まる言葉で詰まる」
このような吃音症状で悩まれている方は少なくありません。
本日は、初めて当院にご来院いただいた〈30代男性〉のケースをご紹介します。
まだ初回の段階ですが、どのような経過や背景があり、どのような検査・施術を行ったのかをまとめました。
来院のきっかけ・お悩み
ご本人は、仕事中の電話対応で声が出にくくなり、特に「お」から始まる言葉で詰まってしまうことが増えたため来院されました。
吃音の症状自体は小学6年生の頃からありましたが、3年前からさらに強く出るようになったとのことです。
問診および体の反応から、
過去に厳しい元上司のもとで強いストレスを受け、怒鳴られる経験を繰り返したことが確認されました。
その際、感情を抑えきれずに泣いてしまったこともあり、こうした体験が「声を出す=怖い・緊張する」という無意識の反応として脳に残っていたと考えられます。
初回検査の内容
当院では、脳と神経の働きを詳しく確認するために、「機能神経学的検査」を含めた反応検査を行いました。
検査の結果、以下のような特徴が見られました。
- 発声動作時に胸部の過緊張
- 左舌下神経の反応過敏
- 電話の音で反応(緊張パターン)
- 笑われている場面のイメージで反応(緊張パターン)
これらの反応から、発声に関わる神経伝達がストレス記憶と結びつき、脳が無意識にブレーキをかけている状態(誤作動)が確認されました。
初回の施術内容
初回は、症状を引き起こしやすい刺激と結びついた脳反応を安全に軽減させることを目的に行いました。
- 電話の音で反応:着信音などの聴覚刺激により、瞬間的な緊張反応を確認。
- 症状のイメージで反応:電話応対のイメージ想起で、喉・首のこわばりと発声ブレーキ反応を確認。
施術
- 電話の音で調整を行う:実際の音刺激を用いながら、自律神経の過敏反応を段階的に軽減する調整を実施。
- 思考パターンでの調整:症状時に作動しやすい無意識の思考に対して調整を加えました。
- 言葉が詰まり笑われると惨めな気持ちになる
- 普通のことが出来ない人間と思われたくない
- 思われて目立ってしまうけど、目立ちたくない
- 目立ってしまうことに脳が過敏に反応していた
次回は、なぜ「目立つこと」に脳が過敏に反応するようになったのかを、無意識の反応を手掛かりに深掘りし、さらに調整を行う予定です。
初回後の反応・今後の方針
今後は、発声時に生じる脳の過剰反応を抑え、
「声を出すこと=安全」という新しい認識を脳に定着させることを目的に、
神経調整と脳反応パターンの安定化を継続していく予定です。
院長コメント
吃音症は脳が過去の経験を“危険信号”として誤って学習した事、が1つの要因だと考えています。
今回のケースでは、過去の職場での強いストレス経験が、発声動作そのものに対する防御反応として残り、それが現在の吃音症状に関与していると考えられました。
脳の反応は「変える」ことはできなくても、「適応させる」ことは可能です。
発声への恐怖や緊張を一つずつ紐解き、安全な発声体験を積み重ねていくことで、脳は少しずつ安心を学び直していきます。
当院では、薬に頼らずに脳と自律神経の働きを整えることで、
自然に声が出やすくなる環境づくりをサポートしています。
吃音症でお悩みの方へ
「電話で声が出ない」「特定の言葉で詰まってしまう」など、
発声にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
※施術効果には個人差があります。
免責事項
当院の施術は医師による医療行為ではなく、自然治癒力を高めるための代替自然療法です。
施術効果を最大限高めるよう努めておりますが、確実な治癒や改善を保証するものではありません。
効果の感じ方には個人差があります。

