空手のイップスでお悩みの
20代女性のケース(第2回)

実践練習や試合になると体が浮く感覚があり、普段どおりの動きができなくなる空手のイップスでお悩みの方の2回目の症例レポートです。
前回からの経過
前回の施術後から経過は良好で、実際の試合では母親から「動きが良くなった」と声をかけてもらえたとの嬉しいご報告がありました。
本日のメンタル面の反応
本日の施術では、以下の無意識の反応が確認されました。
- 自分がやりたい空手のスタイルと、監督が求めているスタイルが違う
- 今まで自分が教わってきた空手をやりたい気持ち
- しかし、そのスタイルを否定されてしまうことへの抵抗感
さらに深掘りすると、
- 自分のスタイルを貫いて試合に出たい
- しかし、自分のスタイルで試合で結果が出せなかったらという不安
- 結果が出なかった場合に「自分の選択が間違っていた」と思われることへの恐れ
といった思考が確認されました。
プレッシャーとなっていた背景
また、今回の症例では、
- 試合に負けた際に、OB・OGから強い言葉をかけられた経験
- その記憶が残り、試合=評価される・否定される場面として脳に刻まれていた
ことも、プレッシャーの一因となっていました。
これらが重なり、
「でも、その結果うまくいかなかったらどうしよう」
という葛藤が、脳を過剰に反応させ、イップスの症状として表れていたと考えられます。
施術内容
今回も引き続き、
- アクティベータメソッドによる神経調整
- 体の反応検査を用いたメンタル面の調整
を行いました。
「この不安や葛藤が、今の症状と関係していた」と脳が理解できるように、反応の出ているポイントに対して調整を行っています。
院長コメント
今回のケースでは、「自分のスタイルを大切にしたい気持ち」そのものが問題なのではありません。
むしろ、その強いこだわりがあったからこそ、
ここまで競技レベルを高めることができています。
しかし現在は、
- 自分の空手観
- 監督が求めるスタイル
この間にギャップが生じ、その葛藤が脳の誤作動を引き起こしていました。
大切なのは、
ルールや考え方を無理に変えることではなく、
と客観的に認識することです。
それができると、
脳は環境に適応し、動きに対する過剰なブレーキは徐々に外れていきます。
今後の方針
今後は、
- 自分のスタイルと結果に対する不安の安定化
- 評価や否定に対する脳の過剰反応の軽減
- 試合の場面でも無意識で体が動く状態の定着
を目的として、引き続き調整を行い、イップスの克服を目指していきます。
※施術効果には個人差があります。

